今回は、旅行者視点で欧州紀行について連続でお届けしたい。 昨年春に引き続きまたイタリアで仕事なので、ちょっくら出かけてきました。でも、今回は最初にパリに入り、しばらく遊ぼうという計画。 というのも今はまだロシアとウクライナのせいで、北回りの遠回りで欧州に入るしかなく(南回りはしんどいので嫌)、パリまで15時間近くかかるフライトだったりする。これってさすがにキツイので、思い切ってパリで5日ほどゆっくりしようと考えたからだ。 なにより欧州最大級の旧車ショー、レトロモビルがあるからなのだが、着いた早々ちょっとびっくりしたことがあった。 というのも、今年はオリンピックである。ついこの前東京が終わったばかりだが、パリ五輪が開かれるとあって、どういう盛り上がりを見せているかと期待していたのだが、それがもうサッパリなのである。 折からの原材料費高騰などがからむストの影響だとは思うが、それにしても中心地は…
昭和のおっさんたちにとって、メーカーやブランド、モデルやスペックは車選びの「いろは」というか、基本のキともいえるような「当たり前の条件」だった。モテるためには、良いと言われるクルマを買う必要があったし、それが車えらびの常識だったりした。 コロナ前に世間を騒がせた「若者の車離れ」では、一時は日本の自動車人口ってどうなるんだ? なんて心配もしたが、コロナを経て、多くの年齢の人々が改めて「移動の貴重さ」を再確認することになり、懸念だった若者たちもクルマに対してかなり積極的になってくれているという。 たとえばMT志向も面白い傾向の一つ。車離れの防止にとスタートしたはずのAT免許だが、意識の高い若者たちは、むしろMT車を求めているそうだ。なんという皮肉か…。 このコーナーを読んでくれているような方々は、そりゃMTのメリットを十分にご存知のはずだが、例えばZ世代などは、世間の言うことは聞き…
新年あけましておめでとうございます。 2024年は史上最高額でロサンゼルス・ドジャーズに移籍した大谷翔平くんの活躍も目が話せません。加えて山本由伸までも…。 春から実に楽しみです。 そしてそして、ついこの前東京オリンピックがあったかと思いきや、早くも次のオリンピックが開催されます。花の都パリでの開催はやはり楽しみでしかありません! 2023年みたいな酷暑はいやだけど、今年も明るく楽しい前向きな一年であることを切に願いつつ、本年も皆様のカーライフがより一層すばらしいものになりますようお祈りしております。 ことしも素敵なクルマたちをご用意して皆様のお越しをお待ちしております。 本年もよろしくお願いいたします! 2024 謹賀新年
今年はさすがに目まぐるしかったですね…。 考えても見てください。連休前まではまだまだマスクしまくりのコロナ警戒していたわけです。 それがどうでしょう? いまじゃ、忘年会まっさかり。ハロウィンだクリスマスだなんて各地で大盛りあがり。 浅草や渋谷に行けば外国人がわんさと訪れています。どこもかしこもオーバーツーリズムとかなんとか言ってますが、あのコロナ期の閑散を考えれば贅沢な話です。 いろいろありましたけど、やっぱり帰ってきた日常に感謝です。 みなさんのカーライフが、来年も素敵なものでありますように。 暖冬とはいわれていますが、どうかお身体に気をつけて! 来年もよろしくお願いいたします! 良いお年を! Auguri!!
現在の日本の自動車を取り巻く世界をしっかり感じるには、東京オートサロンこそが最適と言わざるを得ない。 その傾向は年々強くなり、いろんなメーカーもニューモデルの発表の場を東京モーターショー(Japan Mobility Showに改名)ではなく、このオートサロンにするケースも出てきており、ここで「何かが起きる」という楽しみがとワクワクがここにある。 もちろん、海外メディアもそこを期待してたくさん集まる傾向がある。 その辺、ジャパン・モビリティーショーとの棲み分けをうまくやってほしいなあと思うのは私だけだろうか?盛り上がればいいのだから、モーターショーも規制規制とがんじがらめにするのではなく、自由で明るい乗り物祭りにすればいいのに…。 とかなんとか思ったり。 まあ、大人の事情があるのでしょうから、簡単に外野が騒ぐのもアレなので…。 東京オートサロンの魅力の一つは、メーカーだけでなく、大小のショ…
ウクライナ戦争を皮切りに、イスラエルの一件など、西側、特にヨーロッパの国々が少々荒れて久しい。 これらのせいで、電気光熱費の高騰や、現地の物価は上がる一方で生活はまたしても圧迫され気味。景気という観点では、この先が非常に不安だ そんな中、つい最近欧州最大ともいわれる旧車のイベントが開催され、大いに盛り上がった。 幸い、高い価値を見出され、富裕者層をメインに広がる旧車ブームはとどまることを知らず、色んな車たちの値段が高騰の一途である。 かなり前からこのコーナーでは欧州の旧車事情について取り上げてきたが、いつもながら「流行遅れ」の日本の市場について、ちょっと触れたいと思う。 今、欧州で人気なのはヤングタイマーと呼ばれる70−80年代の車たち。 特にグループBをはじめとするラリー系のモデルが大人気だ。 ここでも何度となく取り上げているランチア・デルタも高値安定筆頭であるが、乗りやすさも維持のし易…