279- 欧州紀行 2024 その4

レトロモビル報告の続編第二弾。今年の目玉展示というと、ダカールラリー特集。

参加経験のあるメーカーはゆかりのマシンを並べただけではなく、それ以外にも代表的な車両が特別展示されていた。昭和のおっさんにとっては通称「パリダカ」で有名な過酷極まりないラリーだ。

1978年からスタートし、世界一過酷なモータースポーツと呼ばれたこのラリーは、三菱のパジェロが優勝したり、俳優の夏木陽介さんが出ていたのを思い出す。

何が過酷だって、パリをスタートしてバルセロナからアフリカへわたり、セネガルのダカールまで走る12,000キロを走るとかって、ほぼほぼクルマとバイクのマラソンともいえるような道程が何にも増してインパクトがあった。いわゆるひとつの男のロマン的なものだろう?


ところが、度重なる事故や事件があり、やがてゴールがダカールじゃなくケープタウンになったり、果てはアルゼンチンのブエノスアイレスからチリへのコースになったり、20年からはサウジ一国での開催になったりと、ちっともパリダカではなくなってしまっている。

マフラーが上についてますね...。
ルノー4なのに、マフラーが上についてますねw

いや、別にディスることが目的ではないので、パリダカ自体の話はこのへんで。ともかく個性的なクルマが登場していたので、思わず懐かしくて目を細めてしまった。

それ以外といえば、プジョーの珍しいレーシングカーなどが展示されていて、相変わらず発見のあるイベントだなあと思う反面。ちょーっとボリュームダウンした感じが否めないのは、やはり主催者の交代が原因だろうか…。

実はディーゼルなのだ。

それでも、かれこれ20年くらいは勢いが収まらないこの旧車ブーム。

さすがに、ジェネレーションの変化が原因か、オールドタイマーよりはヤングタイマー(とはいえ30年以上前のクルマ)が人気なのは、一つの大きな流れなのかもしれない。
まだまだ書き足らないレトロモビルだが、次回も続くのか??

それではまた近々。

A prestissimo!!