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とどまることを知らない旧車価格の高騰。 毎度おなじみお金持ちコレクターや投資家に人気のBonhams Carsのローズアイランドでのオークションで、4億100万ドルという恐ろしい落札額のクルマがでたようです。 そのクルマは FIAT-OSCA 1500 Aerodinamica Berlinetta フィアット-オスカ 1500 アエロディナミカ・ベルリネッタ。 これまた名前が長い。 ©Bonhams Cars これは、フランコ・スカリオーネさん時代のベルトーネによるスペシャルモデル。 相当に凝った外装ですが、中身はマゼラティ兄弟の作品、直列4気筒1,491cc、104CVのツインカムエンジンに4速マニュアルが奢られています。 ちょうどいい。大きさも馬力も。 このクルマは、コンセプトカーの王様であり、やはり同じくスカリオーネさんが1955年に世に送り出した Alfa Romeo Berto…

つい最近書いたばかりのEVネタだけど、おかしな話題が飛び込んできた。 今度はアメリカの一大ショー、SEMAショーで物議を醸す一台が登場したというのだ。 なんと、あのフェラーリ・ディノがEV化されたのだ。 完全に「よりにもよって」という枠である。 これには本国イタリアをはじめ、世界中で物議を醸しており、不肖私めもモヤっとしている一人であったりする。公平な目線で考えれば、世界で最も美しい一台といわれるディノこそ、未来でも活躍できる(らしい)EVにコンバートされるべき一台かもしれない。 でも、エンジンにDINOとあるからディノだというのも揺るぎない事実だとも思うわけで…。 まあ、買った人の自由なので、周りがとやかくいうべきでないことは百も承知だが…。 まずはご覧あれ。 SEMAショーだからギラギラは許そう。 だがな、アメリカ人よ。「ダイノ」って呼ぶのはナシだろ? DINOはディノって言ってくれよ…

テクノロジーの発達により、最近のスーパーカーたちの性能はとどまることを知らない。500馬力でも相当な怪物なのに、最近じゃ1,000馬力なんてのも当たり前に見かけるようになってきた。 スーパーなので、それなりの数字が求められるのもわかるけど、1,000馬力もあると簡単に300km/hくらいは出せちゃうわけでしょ?F1やWecでさえ300キロ台なわけで、果たして一般公道を走るクルマにそんな馬力が必要なのかと、本気で思ってしまう。 年寄りみたいで、自分で言っていてなんかイヤな感じがするけど、さすがにやりすぎでしょ? といいたい。 私なんぞが想像できるようなお金持ちを遥かに超えたレベルなら、そりゃあ1馬力でも多く時速1キロでも速く走れるクルマがほしいのかも知れない。でもね、1,000馬力って、もはや「大盛り」を通り超えて「メガ盛り」以上のビックリワールドに突入しいると思うんですよ。 例えば最新のマ…

DXといえばデラックス…。ではなくデジタルトランスフォーメーションのこと。そう、最近あちこちで耳にする、あの新しいビジネス用の「DX推進」ってヤツです。 「DX推進とは、企業がデジタル技術を活用して、ビジネスモデルや業務、組織、企業文化などを変革し、競争優位性を確立する取り組み…。」なんて言われてるが、簡単にいえば、デジタル化を進めて、さまざまな煩雑で不明瞭なことをなくしていこうという、まあまあ素晴らしい考え方だといえます。 確かにデジタル化によって、いろんなことが楽でスピーディになってきたことは確か。 おまけに、最近はAI、AIって本当にうるさい。いずれ人間のシゴトを奪う! なんて物騒な話も出るほどのデジタル化の嵐である。 そんな中、Z世代など若い子たちのアナログの世界が人気を博している。まあ、彼らはいわゆるデジタル・ネイティブなので、むしろデジタル以外ってのが新鮮なのもわかる。 だから…

2024年10月8日

みなさんも多くのメディアでEVの今後が大変だ!的な記事をひんぱんに目にしていると思います。 中国でたくさん破棄されているとか、テスラがどうしたとか…。まあ、普通に考えるとさすがにまだちょっと時期尚早な案件だったことは、ようやくみんな気づき始めていますよね。 そんな中、イタリアのFIAT500のEVが苦境に立たされています。 わりかし鳴り物入りでデビューし、注目を浴びた同車ですが、実際は思ったほどは売れていないようです。もちろん同サイズ内のシティカーと呼ばれるセグメントではナンバーワンのEVにはなっていたんですけどね…。 というわけで、本国での生産は停止中という状態だったようです。 それでも今年の10月くらいには復活! なんて言われていましたが、またその生産停止期間が延長されるというニュースが入ってきました。 それどころか、FIATは来年25年に、このEVバージョンを…

日産の救世主から一転、警察に追われる身となり、スパイ映画よろしくまんまと海外へ逃げおおせたカルロス・ゴーン氏。日本じゃすっかりご無沙汰だけど、つい最近イタリアで彼のことが話題になったので触れてみたい。 2018年の逮捕とその後の劇的な脱出以来、様々な法的闘争に巻き込まれている彼。今度は、英領ヴァージン諸島高等裁判所による判決で、彼が2017年に購入した全長121フィートのイタリア製ヨットが、日産の資金を不正に使用して購入されたものであると判断を下し、ヨットを日産に返還するよう命じたようです。 この6年間、フランス当局もルノーでの同様の財務不正の疑いでカルロス氏を起訴しており、インターポールは彼に対する国際指名手配を発行しています。 同氏はレバノンに潜伏中といわれていますが、御存知の通りレバノンは自国民を他国に引き渡しません。なので、世界中で彼に対する法的手続きが続いているようです。 ちなみ…