Collezione TV

最近ランチアの記事が続く…。個人的な好みで申し訳ないのだが、それでもコレッツィオーネのお客様の大半はランチア好きという事実にも基づいているので、しばしお付き合いいただきたい。(未確認情報) さて、デルタやイプシロンがランチアネタの定番なのだが、一月ほど前、実に久しぶりに関係者を集めた発表があったが、なんとそこには「ガンマ」の名前が…。 初代は1976年にデビューしたピニンファリーナ製ボディをまとった美しいセダン&クーペ。極めてスタイリッシュな内装とあわせて、非常に印象的なクルマでした。 はじめてイタリアに行ったとき、到着したトリノの空港の駐車場で見かけたブルーのガンマクーペは、今でも脳裏に焼き付いています…。つまりランチア好きには、結構刺さる一台というわけです。詳しい人なら名画ゴッドファーザーIIIにもチラッと登場するのでご存じの方もいるかも知れません。…

1984年製のランチア・ラリー 037ストラダーレが、アメリカ・カリフォルニア州モントレー郡で8月中旬に開催される「ペブルビーチ・オークション」に登場するらしい…。 わずか207台しか製造されなかったうちの1台で、残存数を考えるともっと少ないであろう。このランチア・ラリー。この個体の特筆すべきは高いオリジナル性で、走行距離も、わずか13,000kmに届かないほど。発売後40年以上経過してこの走行距離ですから、箱入り娘だといえるでしょう。 この「ストラダーレ」は、史上最も称賛されたラリーカーの一つである「ランチア・ラリー 037」の公道仕様モデル。グループBにおけるホモロゲーション取得のために生産されたこのクルマは、いわばランチアのラリー活動のタニマチ、もしくはコレクター向けの車種という立ち位置。ちなみにこの個体には、整備記録や工具キットも付属するというので、世界有数のコレクター…

2025年6月10日

今年の2月に映画公開された「機動戦士ガンダム」の最新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」。いまやTV版も大変な人気なのでご存じの方も多いと思う。 個人的にはいわゆるガチオタではないにせよ、一応初代のガンダムはきちんと履修はしたクチで、ガンプラと呼ばれる前のプラモも買ったことがあるし、物語もキチンと頭に入っている。 とはいえ、45年ほど前の子供時代の話で、その後も人気抜群でいろんなバリエーションがあるのも知っていたが、わざわざ映画館に足を運ぶということまではしていない。 ところが、「今回のは結構すごいよ」と同業者から聞いていたので、まあ制作を生業としている立場としてはチェックは必須であった…。 なんて感じで足を運んだ映画版。内容と構成は、後に始まるTV版の先行版という立ち位置。実際、興行は大成功だったようだが、観に行った後は、続きが気になって仕方なかった。 なんなら…

2025年4月12日

Bollito Misto vol.311 間が悪いと言うか、タイミングが悪いと言うか…。 長年の夢が叶い、不遇の時代を乗り越えついに復活を果たそうとしていたランチアが再び苦境に陥っている。 すでに何度もここでお知らせしているように、復活ランチアの狼煙として新型イプシロンの発表がなされたばかり、イタリア国内でも160店舗のショールーム改装も終わったところだ。 ところが、すでに皆様御存知の通り、欧州は不況真っ只中であり、そこに来てやや高級路線の小型車たるイプシロンの価格帯が悪い方に作用しているようで、スタートダッシュを決めたいところに25年1−2月期でわずか2208台という結果にとどまっている。 気になる価格だが、ハイブリッドで23,900ユーロ、フルEVで29,900ユーロ。 旧モデルが20,000ユーロだったから、のっけからきつい勝負になることは見えていたのだが…。 実際の中身、つまりプ…

2025年4月11日

Bollito Misto vol.310 ついにプジョー208GTIが出る。長らく噂されてはいたものの、一向にその日は来なかったのだが、ついにである。CEOのアラン・ファヴェイが正式に復活を宣言したので、ついに現実のものとなる。 正式にはe-208GTI。21年の308GTI生産終了以来となるので4年ぶり。 E-CMPプラットフォーム、つまりABARTH 600eと同じパワートレインになるだろうが、プジョーらしい味付けになることは間違いないだろう。 やはり走って楽しいフランス車の筆頭ともいえるGTI。 いよいよ真打登場というわけだ。 205GTIの洗礼を受けた世代なので、2シリーズ(こんな言い方しないか?)のGTIが出るのは個人的にも非常に楽しみ。 最近では205GTIのレストモッドなども話題になっていたので、さすがに本家も動いたということなんでしょうかね? テクノロジーに頼らない、体幹…

2025年4月10日

Bollito Misto vol.309 あのF40が再び現れる?? 40のあとにも50だのなんだのと、いろんな特別風味のフェラーリが登場しているわけだが、今度は今年からフェラーリF1に移籍した、現役最多勝ドライバーのルイス・ハミルトンが、現代のテクノロジーを用いつつもF40の正当後継的な一台をプロデュースするのではという噂があがっている。 実際彼がメルセデスで無双状態を誇ったときに「AMG Oneのスペシャルモデルを作りたい!」と言っていたので、この手の話がでてきたのかもしれない。 まあ、もちろんマラネロはそれなりの実績をスクーデリア・フェラーリで残してからでないと決して許すことはないとは思うが、実現すればちょっとだけ嬉しいかな。 忘れもしない1988年のF40が登場した際、得も言えない興奮があったことを強く思い出す。 出た当時はまだテスタロッサや328がラインナップにあった頃なので、…