車文化とトリノ

言わずと知れたイタリアの自動車のメッカ、トリノ。
FIATの総本山であり、実質的にはイタリアの自動車歴史博物館といってもいい存在。

そんなトリノのミラフィオーリにある「ヘリテージ・ハブ(Heritage Hub)」が、イタリアの自動車文化を作ってきたプライドがうなるようなイベントが開催される。


イタリア環境基金(FAI)の秋の特別公開イベントの一環として行われるもので、「メイド・イン・イタリー」に焦点を当てた各地域の経済的・社会的発展に貢献してきた工場、職人技、産業活動などが紹介される。

ちなみにイタリア国内350都市の700か所以上で行われると言う。

というわけで、ピエモンテ州のトリノ市は自動車というわけだ。

広大な敷地を誇るヘリテージハブの300台以上の自動車やプロトタイプのみならず、8つのテーマに分けられた64台の展示車両、歴史的なエンジンの展示、さらには「ASI(イタリアクラシックカー協会)所有のカロッツェリア・ベルトーネのコレクション」までもが見られるのだからたまらない。


カーマニアならそれぞれの車両が持つ技術的な特徴をじっくり観察できる一方で、初めて訪れる人にとっても、ボディデザインから機械構造に至るまで、自動車の進化を理解できる展示構成になるという。

自動車の歴史におけるスタイリング研究の重要性、そしてトリノという都市と自動車産業との深い結びつきを伝える展示となっている。

もちろん、建築物としても世界的に有名なオフィス兼工場兼テストコースであるリンゴットも特別公開。屋上の「ラ・ボッラ(La Bolla)」と「ピスタ500(Pista 500)」も見学可能。

産業は経済の基盤だけど、ただの金儲けのためだけではなく、120年経過しても、このように文化的歴史的な側面をしっかりとアピールできるのは、さすがイタリアという感じ。

お近くを通る方は見逃せないイベントです!

それではまた近々。

A prestissimo!!