Vol.190 クルマのデザインって

まあ、こんなことをデザイナーでもない私がどうこう言っても仕方ないのだが、どうにも最近の自動車のデザインには失望している。

とりわけ、コロナ禍になって街中にクルマがとても増えている中、特に高級車が目立つわけだが、その大半が??????という感じでデザインが多くて嫌になる。

一方で、旧い車たちも相当数見かけるようになってきた。とくに若い人たちがそうした旧車に乗っているのが目立つのだが、これって実はとっても重要な流れだと思うのだ。

 

昔の車のデザインがダサくて古いのだろうか?
若い感覚がどうこうとか、そういった次元の話ではなく、単純にいいデザインか悪いデザインかしかないわけで、その意味では今のデザインってちょっと魅力がないのは事実なのだと思う。

仮に今私が20歳だとして、仮に今がバブル景気だったとしても、果たして20歳で買える範囲の現行車種に60回ローンを組むようなことがあるだろうか?

こんな話を友人の子供達に聞いてみても、やはり思った通りの答えしか返ってこず「うーん。金額云々より、単純にかっこ悪いのは欲しくない。昔のデザインの方が普通にかっこいいと思う…。」と言うのだ。

じゃあ、昔のでいい。そう思うのはいけないことだろうか?
まあ、旧い車も数に限りがあるし、簡単でないことは事実だけど、今の車にはもうちょっと街の声や過去の秀作にリスペクトすべきじゃないかな?

だいたい、新しいってなんなのよ? それがいいことばっかりじゃないだろうに…。

 

それではまた近々。

 

A Prestissimo!!