Collezione TV
2015年3月26日

「コックピットを考える」 当然のことだが、クルマを運転する者にとって、コクピット周り、つまり操作系こそが一番付き合いの長い部分になるわけで、その機能、すなわち視認性や操作性の高さを求めるのは当然のこと。 じゃあ、それさえ良ければデザインはどうでもいいかというと、必ずしもそうではない。クルマは所有する喜びも兼ね備えるものだから、コクピットというのは外観と同等かそれ以上に重要だといえる。 今のクルマのコクピット周りは、計器類こそ大きな変動はないものの、使い勝手という点では大きな進歩がみられる。いかに目線を動かさずにより多くの情報を手に入れるか…。 とまあ、小難しいことはこの辺にして、機能も重要だが、要はカッコよさが求められる部分であるのは間違いがない。というわけで、今回はシトロエンのコクピット周りに触れたい。   「DS/GS/CX/BX/XM」 ジョルジェット・ジウジア…

「Torinoといえば…。Part 2」 これまでのトリノは、有り体に言えば渋くて通好みのクルマが 安く買える蚤の市だったが、これも昨今のマーケット変動の波をモロに受けて、随分と勝手が違った。   具体的には3割は値段がアップした車両本体がその最たる例。 また、人気車両に関連するアクセサリーやマニュアルなどの高騰っぷりが目立つのはパリと同様。 もう一つ残念だったのは、人気車両にあげつらわれた物件が、事前に取引されるからか、ほとんど市場に出てきていなかったのだ。                 それでも、多少はあまりお目にかからないクルマがあるのでご紹介したい。       「Dino 208GT4」1974 2リッターNA、マウロ・フォルギエーリ技師の手になる、あのV8シ…

「Torinoといえば…。」 レトロモビルの翌週、イタリア車、フィアットやランチアの故郷、北イタリアはトリノの街でこれまた旧車のショーがおこなわれた。 アウトモトレトロ。その名も直球、車と二輪の旧車蚤の市。 特に渋いイタリア車本体やパーツの売買がおこなわれることで有名だった…。     「だった。」というのも、やはりここトリノもパリと同様、昨今の異常なマーケットの動きを反映していたのは明らかに明白だったのだ。 入場まで30分近くかかったのも、これまでの「市」と明らかに異なる何かを示していたのかもしれない。                 さて、トリノといえばFIAT。そのFIATの旧本社&工場であるリンゴットと呼ばれる建物は、今ではショッピングモールやホテル、こうしたイベントをおこなう場所と…

「Retromobile 3」 レトロモビルの魅力は、なんといってもパリという街で行うということに尽きるだろう。 パリという街の引力はいつの時代も強力で、たとえそれが2月の厳冬期だとしても霞むことはない。そもそもパリって街は何かこう、ディズニーランド的な「楽しげな空気」に溢れている。私はフランス語は二言三言しか喋れないし、そもそもかつてはつっけんどんだったフランス人に、思わず身構えてしまうことすらあった。 しかし、それでもなんとなく道行く女性が素敵に見える感じとか(完全なる色メガネ)、カフェでグダグダしている姿すらオシャレに見えてしまう感じとか、とにかく何か楽しいのだ。     フランス料理など、正直3日続けて食べられたら思わず拍手したくなるほど、それはそれはボリュームとパンチがある食事であり、当地で日本食がブームなのも頷けるほどの「重さ」がある。それでも、何か得も言え…

世界各国のクルマとその文化、風俗、流行などを 「ごった煮」にしてお届けする「Bollito Misto!」東京とフィレンツェをせわしなく行き来するコレツィオーネ特派員Nが語る。   「Retromobile 2」 前回に引き続き、パリの自動車イベント「レトロモビル」について。 日本で騒がれているテロ。しかし実際は拍子抜けするほどの平和っぷりで、 タクシーの運ちゃんなども「誰が騒いでるのかねえ…。」とどこ吹く風。 実際は何かしらの変化があるのかもしれないが、実は滞在中かなりの距離を街中を練り歩いてみたが、それでもなにかしら物騒なものを感じることは叶わなかった…。       それはともかく、レトロモビル。前回はメーカーのブースについての話を少々述べたが、レトロモビルのもう一つの(というか本来の)目玉はパーツと中古車の蚤の市。 今や、ドイツのエッシェン、イタリアの…

世界各国のクルマとその文化、風俗、流行などを 「ごった煮」にしてお届けする「Bollito Misto!」東京とフィレンツェをせわしなく行き来するコレツィオーネ特派員Nが語る。   「Retromobile」 パリの自動車イベントに来ている。 それもパリ・サロンでなく、レトロモビルにだ。 テロがらみで物騒なことになっているパリだが、ちょいと別件の仕事があるので二年ぶりにフランス最大級の旧車イベントにやってくることとなった。 なぜ、そこまでしてこのイベントに遥か遠く日本から出かけるのか? そりゃ答えは単純。楽しいからだ。 日本で想像する自動車のイベントとは違い、いつも何かハッとさせられるところがある。       その名前からも容易に想像することができる「レトロモビル」は旧いクルマを主とするお祭りで、今年で実に40回目を迎える伝統ある行事。 会場はパリ・サロンが…