Collezione TV

日本が誇る交通機関の最右翼は間違いなく現時点では新幹線だろう。 正確なダイヤ、清潔な室内、多くの外国人観光客がときめくコミューター。 ちょっと運賃が高すぎるのがたまにキズだが、やはり世界的に人気の乗り物であることは間違いない。 イタリアにももちろん新幹線はある。           その名もフレッチャロッサ(赤い矢の意)、実に速そうな名前だ。 そして、ちょっとおしゃれなITALO(イタロ)だ。       前者はいわばJRで、後者は私鉄だが、フレッチャロッサ(国鉄)と同じ線路を使用して走るもの。同じ線路を国鉄と私鉄が共有などとは、ちょっと日本では考えられないが、ともかくしばらくは廉価でオシャレな内外装で話題を呼んだ。(今は価格面のメリットもなくなり、経営もあまりうまくいってないらしく、サービスなど随分と雑な印象…

ピレリの筆頭株主に中国企業が…。 株式会社、資本主義。まあ、仕方ないことだし起きうる話だ。 しかし、ピレリはイタリアの自動車を語る上では無くてはならない存在。 言うまでもなくF1のタイヤだってピレリだ。 厳密にはピレリが売ったのではなく、筆頭株主であるカム・フィナンツィアリア(カムフィン )が、中国化学メーカーの中国化工集団(ケムチャイナ)に保有株を売却することで合意したわけなのだが、ケムチャイナは株式公開買い付け(TOB)を通じて残りのピレリ株を取得する方針だそうだ。               イタリア紙が報じるには、3月19日にカムフィンが持ち株の売却に向けてアジアメーカーと交渉していると報じたことを受け、ピレリ株は2002年前半以来の高値まで上昇していたというが、やはり実質的にはイタリア主導の企業でな…

2015年4月6日

ランチアがその存在自体を危ぶまれて久しい。 フィアット(クライスラー)グループの総裁、マルキオンネ氏のアメリカ式経営の概念にすれば、ランチアはただの売りにくいブランドになってしまっているのか…。 彼に追い出された形になった、イタリア、いや欧州きっての人気者ルカ・ディ・モンテゼーモロがフィアットグループの総裁についた時、彼が出した新聞広告にはランチアのエンブレムが中心を飾っていたものだ。 イタリア国内、いや本場トリノでもイプシロンやデルタを見かけるケースはどんどん減っており、ランチスタとしては非常に悲しい現実に直面している。             華美でない高級車。 その概念は今の時代にこそふさわしく、本来ならランチアこそがその本命としてスポットライトを浴びるべき存在だが、その役割はすっかりとアウディに奪われてしまって…

  「嘘が現実に…。」 4月だ。 日本では新会計年度の初日。日本では何かと「新しくなる」日であり、暦の上では、祝日でもないのに殊の外重要な日であったりする。 あとは花見、花見、花見。あまり無理をせぬよう、肝臓をケアして欲しいものだ。       実は40年近く前の1976年4月1日はアップルコンピュータ社の設立だったり、東京証券取引所が設立された日だったりする。もっと地道な情報だと、岩倉具視の500円札に代わり、500円玉が登場したのも今から33年も前の今日。電電公社がNTTになったのがちょうど30年前の今日。             日本初の商用検索サイト「Yahoo Japan」のスタートですらもう20年近く前の1996年の今日だし、クルマがらみだと、通称「ハイカ」ハイウェイカードが廃…

2015年3月26日

「コックピットを考える」 当然のことだが、クルマを運転する者にとって、コクピット周り、つまり操作系こそが一番付き合いの長い部分になるわけで、その機能、すなわち視認性や操作性の高さを求めるのは当然のこと。 じゃあ、それさえ良ければデザインはどうでもいいかというと、必ずしもそうではない。クルマは所有する喜びも兼ね備えるものだから、コクピットというのは外観と同等かそれ以上に重要だといえる。 今のクルマのコクピット周りは、計器類こそ大きな変動はないものの、使い勝手という点では大きな進歩がみられる。いかに目線を動かさずにより多くの情報を手に入れるか…。 とまあ、小難しいことはこの辺にして、機能も重要だが、要はカッコよさが求められる部分であるのは間違いがない。というわけで、今回はシトロエンのコクピット周りに触れたい。   「DS/GS/CX/BX/XM」 ジョルジェット・ジウジア…

「Torinoといえば…。Part 2」 これまでのトリノは、有り体に言えば渋くて通好みのクルマが 安く買える蚤の市だったが、これも昨今のマーケット変動の波をモロに受けて、随分と勝手が違った。   具体的には3割は値段がアップした車両本体がその最たる例。 また、人気車両に関連するアクセサリーやマニュアルなどの高騰っぷりが目立つのはパリと同様。 もう一つ残念だったのは、人気車両にあげつらわれた物件が、事前に取引されるからか、ほとんど市場に出てきていなかったのだ。                 それでも、多少はあまりお目にかからないクルマがあるのでご紹介したい。       「Dino 208GT4」1974 2リッターNA、マウロ・フォルギエーリ技師の手になる、あのV8シ…