Collezione TV
2022年6月4日

Bollito Misto Vol.232 いまでこそ別々のブランドになっているFIATとABARTH。 こちらをご覧の方には今更説明の必要もないかもしれませんが、そもそもは別の会社。 レースで名を馳せたチューナー「ABARTH」は、1949年創立。FIATを中心に大衆メーカーの車両をベースに自社マシンやチューンナップパーツを販売し成功を収めていた。 欧州におけるブランド力は非常に高く、いわゆる名門として根強い人気がある。アバルト全盛期の60年代のFIATベースのモデルは、なかなか手が出ない価格で取引されている。 そんなABARTH社も1971年にはFIATグループ傘下に収まり、FIATのレース活動を担当しつつ、FIATのスポーツモデルとしてもその名を残すことになる。その筆頭であり、ラリーで実に3度のコンストラクターズチャンピオンをもたらしたのがFIAT ABARTH 131 rallyで…

2022年6月3日

Bollito Misto vol.232 1985年。 やたら派手な服や髪型が流行り、オシャレな職業の代名詞とも言われたマヌカン(DCブランドのブティック店員〜死語)が、日頃カッコつけながらも、実は鮭弁当を食べているような、実にチャラチャラした時代。 そんな中、後にタイムマシンもののハリウッド映画の金字塔となる「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が封切られた。 映画の内容以上に実は強烈なインパクトを残したのが、この主人公すら食ってしまったタイムマシン、「デロリアン DMC-12」である。 ステンレスのボディ、ガルウイング(コレがホントのガルウイングだった)という未来感満載のクルマは、まさに「タイムマシン」にふさわしい感じがしていた。 実際、この映画の刷り込みにより、未だに夢のクルマとして挙げる人もたくさんいる。 このDMC-12についての詳細は、丁度面白い映画もあるのでこちらをご覧頂きたい…

Bollito Misto vol.231 この言葉はイタリア語で実に良く使われる。 関西人の「よー知らんけど…。」というのに似ている。 関西生まれの私には前向きで、希望に満ちた美しい言葉に聞こえるのだが、他の地域の方々にはそうでもないかもしれない…。 いい加減? いえいえ、あくまで可能性の話です。 さて、そんな「たぶん」な話がひとつ。 しばらく前にパリのシティコミューターとして発表されたシトロエンのAMI。 これをもとにしたFIAT版が登場するかもしれないという話が出てきている。 しかも、その名は”たぶん”「トポリーノ」だというのだ。 トポリーノとはみんな大好きFIAT500の初代。1936年から55年まで製造された革新的な小型車。もちろんトポリーノ=はつかねずみとは愛称で、独特の外見からその名で愛された。 そのトポリーノが今度はグループとなったシトロエンのアミをベースに作られるという。…

いろんな電気自動車が発売される今日この頃。FIAT500eにも触れたいところだが、今回は久々にフランス車の話題。フランスを代表するあの2CVが復活するという話があるのだ。もちろんまだまだ噂、それもよくイタリア車である「あったらいいな」レベルに毛が生えた程度だが…。 ただ、最近発表されたFIAT 500eを考えると、同じステランティスグループならば、フランス版のアイコニックなEVを出さないという手もないはずだ。 その線で考えると、45kWhのバッテリーを搭載し95−108CVの出力で、航続距離が400km近くのモノができるという。 そもそも、2馬力という名前の2CV。実際は9CVあったわけなので、別にその50倍以上の100CV以上あっても問題ないのだけれども、オリジナルがトタン板を組み合わせたようなデザインだったので、少々それを今っぽくするとなんか無理があるような気がするのは私だけだろうか?…

奥さんが、心ないジョークで傷つけられたとして、司会者のクリス・ロックにビンタを食らわしたウィル・スミス。 あれは、奥さんが「やかましい、このクソ野郎!」って言いながらビンタすればきっと問題にならなかったのだろうけど、嫁の名誉を守ったウィルに一票を投じたいのは私だけだろうか? ぶっちゃけ言論が自由なら、暴力も自由で良いんじゃないですかね? 世紀末英雄伝説じゃあるまいし、暴力だけがはびこる世の中になるほど、人間まだまだ落ちぶれちゃあいないと思うのですが、それはちょっと乱暴ですかね? あ、これも言論の自由ですが何か? とまあ、冗談はさておき、話題はオスカーがらみに。誰もが知るオスカー俳優が愛車を手放したってんで、イタリアでちょっとした話題になっています。 その人は、かの名優トム・ハンクス。 手放したクルマはメルセデスでもポルシェでもフェラーリでもない。 なんと、ポーランドでノックダウン生産されて…

今年で7回目を迎えるオートモビルカウンシル。 自動車大国であっても、自動車文化の成熟という点ではいささか???の我が国において、もうちょっとクルマと暮らす人生や生活というものを、より色彩豊かにしたいという志でスタートした本格的なヘリテージカーイベント。 もちろんコレツィオーネも参加しています。 今年の目玉はスーパーカー。 わかりやすくスーパーカー。 代表的なスーパーカーということで、ランボルギーニ・ミウラ、カウンタック、フェラーリBB、そしてデ・トマゾ・パンテーラが会場の中央に鎮座ましまします。 個人的にはスーパーカー世代なのですが、それをおいておいても、やっぱり華がある。 とにかく猛烈に華がある。 スーパーカーってのは、こういっちゃなんだけど絶世の美女的なクルマだけがそう呼ばれるのを許されるようにしていただきたい。 馬力や最高速度ってのは、技術でなんとかなるけども、やっぱりデザインっての…