ランチアが「帰ってきた」

Bollito Misto Vol.253

ここ数年、いよいよデルタが…。なんてカタチで取り沙汰され続けてきた名門ランチアの復活。

Vo.249でも扱ったばかりだが、今度こそ、本当に正式な復活がアナウンスされたのだ。
そう、ついにランチアが帰ってきたのだ。


まあ復活というからには完全に死に絶えていたように聞こえるが、実際イプシロンなどがイタリアで販売されているので、正直「仮営業」と呼ぶ程度の状態が10年以上、いや20年近くも続いていた。(3代目デルタあたり以来)

先月11月に同社CEOのルカ・ナポリターノ氏が高らかに名門復活を宣言したのだ。しかも、ロゴもエンブレムも久々に刷新された。

とはいえ、まだおそらくストラトスゼロをモチーフにしたと思われるデザインモチーフが発表されたに過ぎないが、その内容は「欧州の名門が高級ブランドマーケットに帰ってくる。長らく世界中のファンをお待たせして申し訳ないが、今度は本当だ。」といったものだった。

評論家筋ではEV系を中心とした高級セグメントを担当するのがランチアとなりそうだが、とにもかくにもこのブランドが復活することは、ランチア乗りとしては喜ばしいことだ。

「お車何乗ってるんですか?」
「ランチアです…。」
「ん?…。」

これが世の中の普通の反応である。

最近ではGSなどで、若い子たちが

「うわー、かっこいいっすね、なんてクルマですか?」

って聞いてくれるので救われていたが、それでも

「ランチアってメーカーがあるんすね」

といわれるのが関の山。

まだまだ時間はかかると思うが、早くデルタなり最新モデルなりを見てみたい。

長かった…。

それではまた近々。

A prestissimo!!