Vol.226 ちょっとしたブームが…。

こちらでも何度か紹介している初代パンダ、つまり141と呼ばれるジョルジェット・ジウジアーロさんのデザインしたパンダの人気が再燃している。

イタリアでは数年前から、もちろん日本でも変わらず高い人気のパンダだが、ここしばらくは特に四駆モデルに人気が集中してきている。
ちなみにイタリアではATの流通はほぼなく、ほとんどがMTだ。日本は半々だろうか…。

1980年に登場した初代パンダはその後2002年に、次期モデルにバトンタッチするまで20年近くをイタリアのアシとしてその主役の座を守り続けた。

いわばジーンズやスニーカー、いやジャージとでもいうべき「手軽さ」で、文字通りイタリアや欧州全域を席巻した傑作小型車なわけだが、それ以上に道具として徹底的に使われたという歴史がある。

フツウに乗るならFFのモデルで十分だし、価格も四駆に比べると安い。なので、FFモデルの方が販売台数も多い。

一方で四駆は実はジープ的な用途で使われるケースが多く、イタリアに多く存在する山間部や悪路の多いエリアで、オフローダーとして活躍しているケースが多い。
つまり、ファッション四駆というような使われ方をするケースが非常に少ないといえる。

それゆえ、発売後40年が経過した初期のモデルはイタリア市場でもかなり見かけることが少なくなっており、加えて今も元気に走れるというような健全な状態のタマを見つけるのは至難の業となってきている。

ざっくりと141パンダというくくりで考えれば、86年以降の後期型の141でも「まったくもってパンダ」なのだが、やはり、ジウジアーロのオリジナルデザインが光る1985年までのモデルが非常に魅力的だ。

一見するだけでは同じなのだが、ヘッドライトの形状が若干違ったり、外装のデザインもちょっと違う。まあいろいろ楽しめる。

©Instagram chiamarsibomber

最近ではイタリアサッカー界の至宝、ロベルト・バッジョ氏が野良仕事をする風景を娘がInstagramにアップし、そこで良い感じのパンダが写っていたりして、さらに注目が上がっている。

ファッション業界をオシャレ好きの間で再注目の初期型パンダ。
オリジナルでも良し、ドレスアップしても良し、さてさて、日本でもパンダの波が来るだろうか?

それではまた近々。

A prestissimo!!