Vol.129 Citroën GS

GS03

 

1970年から86年まで、実に長い間フランスの「庶民のアシ」として活躍したシトロエンGS。

程よい大きさ、取り回しの良さ、乗り心地の良さなど、過不足のない極めてできの良い日常のアシであった。

日本人のフランス信仰たるやものすごいものがあると思うが、とりわけ「オシャレ」という点では盲目的にフランスを信じている傾向がある。

まあ、フランスというかパリな感じなわけだが、その重要な小道具は紛れもなく、ファッションとならんで自動車とパンがフランスのオシャレの決め手になっていると言ってもいいだろう。

以前にもここで語ったことがあったが、ここしばらくの自動車のデザインは、あまりにも人間無視の傾向が強く、その車に乗ったらモテるとか、素敵に見えるとか、そういったプレゼンスの面でかつての自動車たちにまったく太刀打ちができていないように思える。まあ、それが旧車ブームを支えている最大のモチベーションなわけだが…。

 

 

 

GS01

 

なかでもこのGSは女性が運転していてもとっても可愛らしいし、理知的に見えるし、なんというか頼りがいもあるような感じすらする。

ちなみにここで紹介している写真はすべてファミリアル(つまりワゴンタイプ)である。あくまで個人的な趣味である。

 

 

GS02

 

シトロエン、とりわけハイドロサスペンションの経験者であれば、その魅力を今更語る必要もないと思うが、もし知らないのであれば、一生のうちに一度は体験しておくことを強くおすすめしたい。

ハイブリッドやEVも大した技術だが、スピードやエコではない、乗り手の気持ちを力ではない他のもので「アゲてくれる」のは、このハイドロのシトロエンをおいて他にないと断言しよう。

それではまた近々。

 

 

A prestissimo!!