Vol.090 FIAT127を知っているか?

timthumb.php1971年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーを獲得した、近代ミニFFファミリーカーの元祖の一つ!

そんな大げさな紹介ができるクルマであり、90年代初頭まではうなるほどイタリアの街角を埋め尽くしていた国民車である。

日本でもシビックの復活が話題となっているが、まさにそういった位置づけのクルマだった。実は以前にもこのコーナーで127には触れているのだが、こうしたちょっと古いものブーム的な流れの中で巻き起こった「127復活論」についてだったので、今回はその魅力について少々。

 

 

 

 

 

 

そもそも、127なんて知らないし見たことないし、買えないし…。なんてお声が聞こえてくるでしょうが、まあ、そういわずにお付き合いください。

 

fiat-127-2専門的、歴史的な話はwikipediaなどを参照するまでもなくネットに転がっているので、あくまでオーナーとしての話と、今イタリアでどうなっているか? 物理的にまだ手に入るのかなどについてお話したい。

 

 

 

 

他にも紹介したいクルマがあるのだが、まずはこういったベーシックで今の時代にもマッチするような車両からはじめたい。

 

 

 

 

IMG_3467日本でもおなじみの(といっても随分レアなクルマになっちゃったが)アウトビアンキA112がベースとなり、基本構造を踏襲するクルマ…。とはいえ、実際に乗っていた感触としては、ワイドトレッド、ロングホイールベース、そによりルーミーだし、A112が二人+アルファのクルマだとすると、127は完璧なファミリーカーだといえる。トランクもしっかりあるし、何より室内が広い。後部座席には大人二人がキチンと乗れる。

 

 

 

 

 

 

 

FIAT-127-2385_13穏やかな表情からは想像できないほどバランスの良いハンドリングとシャシー性能で、かなりの走りが可能である。絶対的に小さいA112のほうがキビキビ感は上だが、総合的な走りとしては127の方が上であることは断言できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに80年代頭に日本に正規輸入された127はS、つまりスポルトというモデルで、A112アバルト(70HPの高性能版)の人気にあわせて同出力の70HPエンジン(ただしブラジル製)を搭載したものだったが、英国仕様の右ハンドルのお陰でかなりトリッキーなモデルになってしまっていた。(こちらも所有したことがあるが、もう日本じゃ絶滅したんじゃないだろうか?もしまだお持ちの方がいらっしゃったらお教えいただきたい!)

 

 

 

black6046681396946254-0c4474878d今では死語(?)のホットハッチとして無理やり紹介されていた日本デビューだが、それは正直、女優志望の子が無理やり事務所の都合でアイドルとして売り出されてしまったようなものだった。

 

 

 

 

これはこれで実はなかなか味わいの深いエンジンで、乗りごたえのあるクルマだったが、その後入手した本国仕様の左ハンドルとは比べるべくもないほど右ハンドル版はバランスが悪かった…。

 

 

ともかく、127は非常にバランスの取れた、実にモダンなファミリーカーだったのだ…。(つづく)

 

 

 

A prestissimo!!