日本は便利だ。
藪から棒に何をと思われるだろうけど、とにかく便利が当たり前だ。便利すぎるア●ゾンさんから黒い猫の業者が手を引いたりというようなニュースが取り沙汰されている。
が、やめた方も大英断だと思う。生活用品の買い物をこうしたネットサービスに頼っている家庭は激増の一途だろうが、それが日本では当たり前なんだから仕方がない。アメリカのような広大な国土だからこそ発展した通販も、ここまでくるとほぼいたれりつくせりの極みである。
PCを立ち上げるでもなく、スマホからアプリでポン!歯ブラシからお薬までなんでもかんでも当日か翌日には届いてしまう。イタリアにもアマゾンはあったが、さすがに今頼んで数時間後なんていうサービスはないわけで、ただの通販サイトの一つでしかなかった。
過度な便利さはまさに麻薬的なものなので、慣れてしまうとなくなることが辛いだろう。一方で不便もなれると良いものだ。昼はお休み。土曜と月曜は半ドン。日曜は休み。
コンビニなんかない。いつものお店でいつもの家族と会話して買い物をする。
もう東京の人にはそんな間隔がないのかもしれない。でも、ちょっとした会話って、精神的に非常に安定するし、心のゆとりというか、あくせくしない感じが自然とにじみ出てくる。
便利は確かにありがたいが、果たしてそこまで便利が最大の価値なんだろうか…。人でなしになってまで享受したいものかというとそれは疑問だ。
きっと今は馬鹿げていると思っているドローン宅配も、間もなく導入されるのだろうか?(現実的には日本は電波法が難しいかもだが)
黒い猫マークのお兄さんたちを見ると(飛脚のお兄さんもだけど)、ついつい応援したくなってしまう今日このごろであった。
それではまた近々。
A prestissimo!!