ポルシェの高騰ぶりは今に始まった事ではないのだが、それでもこの2年少々の出来事。
確かに50年を経てもかなりのクォリティを持つ個体が多く、また乗って楽しい事からも十分にその価値のある車とはいえるだろう。
それ以外にも総じて高値が付いていたエッセンであるが、多くのイタリアンも例外ではなかった。
もはやピッコロと呼ばれる事もなくなった308/328などの8気筒モデルも軒並み高値安定。一時は100万円台まで値段を落としたモンディアルシリーズまでもが、便乗値上げにまんまと乗っかる始末だ。なんともはやである。
アルファやアバルトなど「いかにもイタリア」というクルマは高値安定。
いっぽう、シックさが売りのランチアはラリーレジェンド系は高値安定。なかでもストラトスなど形もスーパーカーというものは、恐ろしい価格帯に突入しつつある。
今回の高騰劇の背景には、「わかりやすさ」が見え隠れしている。つまり、有名ブランドの有名商品に関しては、徹底的に値段を上げても良いといった流れがある。
レースヒストリーでも、映画に登場したでもなんでも、何かしら有名要素がある場合にドンと値段が上がるようだ。
さすがに一千万のポルシェが三千万だ五千万となることはないだろうが、どうやら高値安定はしばらく続きそうだ。今のうちにめぼしい車両はおさえておくしかないかなとちょっと焦り気味ではある。
それではまた近々
A prestissimo!!