Vol.007 トリノの旧車イベント〜その1

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「Torinoといえば…。」

レトロモビルの翌週、イタリア車、フィアットやランチアの故郷、北イタリアはトリノの街でこれまた旧車のショーがおこなわれた。
アウトモトレトロ。その名も直球、車と二輪の旧車蚤の市。
特に渋いイタリア車本体やパーツの売買がおこなわれることで有名だった…。

 

 

AMR_Mattina「だった。」というのも、やはりここトリノもパリと同様、昨今の異常なマーケットの動きを反映していたのは明らかに明白だったのだ。
入場まで30分近くかかったのも、これまでの「市」と明らかに異なる何かを示していたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、トリノといえばFIAT。そのFIATの旧本社&工場であるリンゴットと呼ばれる建物は、今ではショッピングモールやホテル、こうしたイベントをおこなう場所としても使われている。その建物の写真をご覧になった方も多いかと思うが、実に前衛的な内部を誇る建物だ。

 

 

 

fuoriserie01トリノの蚤の市の最大の特徴は、ひとつは日本人並に几帳面できれい好きなピエモンテーゼ(ピエモンテ地方出身者)の乗る旧車が多く出品されること。つまり、程度極上の中古車が手に入るということと、ピエモンテ地方の名士、貴族が好んだ「別注特注モデル」すなわち「フオリセリエ」が手に入るということだ。

 

 

 

 

 

今でこそ地下鉄すら走るトリノは、2000年のトリノ五輪までは、正直クルマがないと生活がままならなかった。
もちろん地域に対する貢献という意味もあったのだろうが、地元を支える自動車工業の最盛期には、実に多くのフィアット車やランチア車が道にあふれていた。それに加え、富裕層はご婦人用だったり街乗りのゲタ用にとフィアット・トポリーノから500や600,850などの特別仕様モデルをオーダーするケースも多かった。

 
fiat750中身こそシンプルなフィアットでも、外装や内装がスペシャルというのは、なかなかイケてる。ベルトーネやヴィニャーレやシオネリといった名だたるカロッツェリアによるフオリセリエは、これからもっと注目されるクルマたちかもしれない。
しかし、そのイタ車王国トリノにも、大きな時代の波が押し寄せていたのだ…。

次号につづく!

 

 

 

 

 

 

 

それではまた近々。

 

A Prestissimo!