本国イタリアでついに登場したグランデパンダ。 4代目パンダ…。というより、厳密にはSUVバージョンなので、亜種という言い方もできるのかな? 現状はハイブリッドとEVのみ。いずれはガソリンエンジンもとの話もでている。 まもなく登場する新型シトロエンC3 とシャシーを共有するモデルなので、全長は4Mを超える。だから、パンダと呼んでよいものかどうかが疑問なのは、前にもこのコーナーで言ったことがある。 もちろん、別に否定しているわけではないのだけど、どうあれ各方面で話題にはなっている。 実写を見てもなお、レンダリングデータな感じがするので、おそらく実車は結構インパクトフルなのかもしれない。ちょっと実車を見てみたい。 本国で行われたプレスカンファレンス動画を見ると、やはりその大きさが目を引く。 フィアットとしてもでかいし、パンダとしたらさらにその違和感はある。 自動車のデザインはちょっと曲がり角に来…
なにやら物騒というか、面倒なルールが海の向こうでできてしまった。 それはアメリカ、カリフォルニア州の話だけど。 同州で販売、製造されるすべての車に2027年から、パッシブスピードリミッターなるものを搭載する義務が法律で決まったそうなのだ。(正式には24年8/31までに可決されたら) ちなみに29年までに全新車の半数に、32年からはすべての車両にこのリミッターを装備しなくてはいけなくなるという。 具体的には、走行中の道路が定める制限速度を時速16マイル(26km/hほど)上回ると、音と視覚で警告するというもの。 インテリジェント・スピード・アシスタント技術とよばれる装置の装備が義務付けられる。 17年から21年までの5年間における交通事故死者の1/3がスピード違反が原因だからというのが理由だそうだが、こんな話を聞いて「あ、アレだ!」と思った昭和のドライバーも多いだろう。 かつて国産車について…
25年の春には、ランボのラインナップが結構入れ替わるらしい。 気づけばアヴェンタドールは過去のもの。ウルスはハイブリッド化され、ウラカンも生産終了。 いろんなスパイショットが見られるサイトでは、ちょこちょことスモールランボの情報が載っているが、今後はV10エンジンは廃止。V8搭載のハイブリッドに切り替わっていくという。 しばらく闘牛の名前が続いているランボですが、ウラカンの後継が「テメラリオ」という名前になるという噂があります。(商標登録したらしい) 基本はアヴェンタドールの後継、レブエルトに近いスタイルになると見られていますが、幅広、低車高、大きな翼はアイコンとして残るでしょうね。 ちょっと気になるのはV8エンジン。なんと、プラグインハイブリッドなのはともかく、レッドゾーンが10,000rpm! しかもターボが効き出すのが7,000rpmというちょっといい感じにクレイジーな設定。 ランボ…
音楽やファッションに例えるとわかりやすいと思うけど、いわゆる懐メロになる歌は、ジェネレーションによってさまざまだ。青春時代に着ていた服装というのも、やはり歳をとっても特別な存在だったりする。 もちろんクルマもそうだ(そうだったというべき?) 欧州はもちろん、この4月に幕張メッセで開催された日本の旧車イベント「Automobile Council」でも、人気があったり、すぐに売れてしまうクルマにちょっと変化がでてきた気がする。 それは戦前のクラシックカーの激減である。 これはパリのレトロモビルでもそうだったのだが、1910〜30年代に青春時代だった人というのは、現実的にはすでにお亡くなりになっており、ここ数年はその子孫の世代が先祖のお宝を守り続けているというのが実情だった。おそらくその流れはこの20年くらいは続いていた。まずは自分の思い出があり、その次に親との思い出を引き継ぐというパターンだ…
アルファ・ロメオってブランドは、「やればできる子なのに…。」の典型な気がする。 もちろんこれは個人の感想。 せっかくのかっこいいブランドなのに、なんだか定期的におかしくなる。 まあ、ディスってるわけではありませんよ。(じゃあ、「おかしい」って言うなよ…。)どんなブランドでも良いときもあれば悪いときもある。愛情表現ですよ。 自動車メーカーに限らず、売れていないときは元気がなくなるし、売れていれば、まあまあいろんな楽しいモデルが登場する。 にしてもだ。 スポーツイメージとして、ドイツのポルシェに匹敵するような古豪ブランドであるアルファ・ロメオなのに、昔からもう一つポルシェのような商売上手感が出せたためしがない。 まあ、ポルシェの場合、どんな手を使ってもサーキットで「結果」を出し続けてきたというところが大きいのだけれど、一貫してうまくこの「レース活動臭」を商品にフィードバ…
いつからか、日本ではクルマのことをモビリティと呼びたがる風潮が蔓延している。 このいつまでたっても耳になじまない言葉は「のりもの」という意味だが、正直広告代理店やムダに意識の高いメーカー担当者の自己満足でしかないことは、いまさらここで言うことでもないかもしれない。 結局のところ自動車であり、クルマなわけだ。いまさら呼び名を変えるムダに、小馬鹿にしたい感情が生まれても仕方がないと思うのだがどうだろう?だいいち、言いにくいしね。モビリティだなんて…。 電気で動こうが、アブラで動こうが、クルマでいいじゃないか。わざわざ新しい単語出すなよなと本気で思う。業界内だけで言っていてほしい単語の最右翼だ。 まあ、それはおいておこう。 イイタイコトは、クルマってのは便利で頼りになる人間の心強いサポーターだってことだ。それが可愛ければ微笑ましいし、力強ければ必要以上に頼りになるし、速いのであれば、…