1950年代の夭折の人気天才自動車レーサー、マイク・ホーソーンのフェラーリが5日、パリで行われた旧車イベント「レトロモビル」内で行われる最近話題のオークション「Artcurial Motorcars」で競売にかけられ、自動車オークション史上最高額の3200万ユーロ(約41億7000万円〜税込・手数料込)で落札された。 このフェラーリは1957年製の「335Sスパイダー・スカリエッティ」。同年の仏ルマン24時間耐久レースでホーソーンが使用したもので、落札者は米国人だという。 マイク・ホーソーンは、1953年にフェラーリワークスチームの一員として参戦し、第5戦フランスグランプリで初優勝。 伝説のチャンピオン、ファン・マヌエル・ファンジオを相手にマッチレースを繰り広げ、最終ラップの最終コーナーで逆転するという見事…
前回のデヴィッド・ボウイ氏のロスト・ショックを引きずる中、今度はアメリカの偉大なるロックバンド、EAGLESのグレン・フライ氏が亡くなった。 イーグルスを知らなくても、そのメロディは必ず一度はテレビのコマーシャルなどで耳にしたことがあるはずだ。 彼らの代表曲は、荒んでいく社会と商業主義に堕落していくロックを揶揄した、1976年の「ホテル・カリフォルニア」があまりにも有名だが、残念ながらグレン・フライの曲ではない。(もちろん、何かしらの貢献はあるわけだが) 初期の名曲「Take it easy」のような、なんとも爽快というか、実際アメリカのハイウェイを走って…
デヴィッド・ボウイが亡くなった。 69歳。ガンだそうだ。最近はロックレジェンドの高齢化が進むものの、思いの外の長寿化に無警戒だったが、まさかのスターが急逝した。 彼がどんな功績を残し、どういう影響を与えたのかはWikipediaなどでお調べいただきたい。今回は個人的な趣味が強すぎるとは思うが、あえてファンとして彼の死を偲びたい。 わかりやすく言うと、とてもイケメンでとてもセンスの良い生粋のロックスター。詩人とでも言おうか。ロックが「ロック」であった時代からのレジェンドという名が相応しい存在の一人である。 彼の名作は枚挙に暇がないが、中でも表紙の写真である「HEROES」という作品は有名な一つで、アルバムのタイトルチューンは今でも欧州のTVCMに使われるほど人気の定番である。 この作品のジャケッ…
謹賀新年! 今年も皆様が健やかで楽しいカーライフがおくれるようお祈りするとともに、ますますコレッツィオーネをご愛顧いただけますようお願い申し上げます。 さて、拍子抜けするほど暖かな新年を迎えた日本だが、同じく暖冬の欧州では、今イタリアが贅沢な悩みに苛まされている。例年ならば秋から冬にかけてそれなりの量の雨が降るのだが、昨年はその様相が一変。全国的に晴れ続きなのだ。 晴れが続いて何が悪い?一昨年2014年は一転長雨続きでオリーブオイルが大打撃。それに比べれば天国のはずなのだが…。(事実15年のオイルは大豊作!是非お求めくださいね。) そんな太陽の国と言われるイタリアだが、長く雨が降らないと今度は大気汚染、つまりスモッグの発生が際…
2015年。 思い返せばなかなか物騒な一年だった。 フランス・パリの新聞社襲撃にはじまり、たくさんの旅客機が墜落(含む撃墜)され、最後はまたしてもパリの無差別テロ。 それにしても、やれ空爆だやれ報復だと実に騒がしい一年だった。 何度となくこのコーナーで、日本人が思っている以上に世界は不穏であると言ったわけだけど、残念なことにこうして日本に漏れ聞こえてくる様々な事件からも、それが現実であるということはおわかりいただけたと思う。 欧州最大、いや世界最大級の自動車メーカーの不祥事にしても、実はこういった重大事件の一端なのは言うまでもない。すべての物事はすべからくつながっているのだ。 2016年が良き年であることを祈っ…
巨星墜つ…。 消滅に比べればマシとはいえ、ついにイタリアプロダクトデザインの砦、ピニンファリーナがインドのマヒンドラに買収される。2008年ごろからピニンファリーナ一族の経営放棄、受託生産からの撤退など、この現実がある程度予期できたこととはいえ、ついにイタリアからカロッツェリアが消えてしまった。 このコーナーで再三書いているが、日本で考える以上に欧州の不景気は深刻だ。 累損が5700万ユーロ(実に70億円以上)だったとのことだが、それ以前に多くのクルマからピニンファリーナのエンブレムが消えて久しいのを気にしている方も多かったはずだ。 ピニンやフェラーリ、フィアットの知り合いに聞いても、昨今の自社デザイン移行というのはコスト面でも致し方ないという意見でまとまっていたが、とはいえ、なんとかして欲しかったというのが本音。実に残念…