巷を騒がせるブレグジット。つまり英国のEU離脱問題。 欧州の大陸側では、「出る出る詐欺」くらいの勢いで「あれ、まだいたの?」というような冗談も出る始末だが、実際のところは誰にもわからない。 イタリアに住んでいると例えばロンドンに仕事で出かけることなどしょっちゅうあるわけだが、それでもパスポートコントロールなど、毎回の「よそ者扱い」には辟易させられていた。 もちろんお金だってユーロは使えず、どうにも高いポンドを使うハメになる。まあ、欧州国籍やパスポートをもっていれば仕事はまあ、しやすいというメリットはあるわけだが、それでも日本人のわたしたちにとっては、ハードルの高い国であることは間違いない。まあ、好き勝手にやるのが英国流なので、実際抜けようが抜けまいが大勢に影響はないのだろうが…。 横道にそれたが、英国から自動車メーカーと自動車ショーがなくなって久しいが、いまや旧車…
このコーナーでも幾度となく紹介しているドイツの旧車ショー。 エッセンテクノクラシカ。 もちろん今年も開催されたのだが、もはやこの手のショーの名物ともいえるオークションにちょっとした動きが出始めているようだ。 それが、ヤングタイマーの台頭である。 まずは結果をご覧いただこう。 <RM サザビーズ> 1) Mercedes-Benz 540 K Cabriolet A, 1937年 € 2.255.000 2) Lancia Delta S4 Stradale, 1985年 € 1.040.000 3) Mercedes-Benz 300 SL Roadster, 1959年 € 893.750 4) Lancia 037 Rally Stradale, 1982 € 770.000 5) Ferrari 365 GTB/4 Daytona Berlinetta, 1970 € 635.000…
またしても! のランチア・デルタの話題。 もちろん、初代デルタのオマージュモデルの話だ。 アンジェロ・グラナータなるデザイナーのプロジェクトが、投資機関の援助を得て制作に入ったという話がイタリアで話題になっている。 ちなみにベースとなっているシャシーはFIATのSTILO。 なんと、前輪は2Lターボによるエンジン駆動。後輪は電気モーターによるハイブリッド四駆だという。 馬力は350CV トルク400Nmとのこと。詳細はもちろんまだまだ見えてこないものの、できるだけオリジナルに敬意を表したものになる予定。 一足先に話題をさらった2ドアのFuturistaと比べると、外観的にはいい感じにアップデートされつつもオリジナルをよく意識できているような気もする。 …
IoTだなんだと騒がれ、部屋の中でなにやらつぶやけば電気がついたり、テレビが消えたりする世の中。いまや年寄りまでスマホを使いこなすようにまでなっている。 ちょっと前まではガジェットだなんて言われて、ある種男の趣味的な分野だったこの世界も、今じゃまったく特別なものではなくなってきている。 そんな中、「少し前なら」自分も含めたガジェット好きがまっしぐらにとびついたであろう商品がスマートウォッチだろう。 残念ながら、高性能スマホがある現在、期待はずれと言っていいほど騒がれなかったのも事実なのだが…。 あくまで個人的感想なのだが、アップル好きの人間をしてもアップルウォッチを身につける勇気のなかった私は、このスマートウォッチという言葉に大変な抵抗を感じていた。 もちろん、各種センサーのついている時計に興味…
昨年2018年に生誕60周年を迎えたFIAT500。 いくつか特別モデルが登場したが、今年になっても記念モデルが登場する。 かつてGHIAが生産し、人気を博した「Spiaggina」(スピアッジーナ)。 ちなみにスピアッジーナというのはイタリア語で「ビーチカー」の意味。南国でお馴染み、ビーチの観光用カートのようなオープンモデルといったもの。500以外にもFIAT126や127などがイタリアのそこかしこで目にすることができた。 そのオマージュモデルが今回の「Spiaggina 58」 発売年にちなんで、1958台限定だという…。 普通の500Cの特別モデルじゃん! なんて声も聞こえてきそうですが、RIVAといい、こいつといい、なかなかオシャレなカラーリングで非常に好感が持てます。 ところで、このSpiaggina。58とい…
アルフィスタにとってのGTVというのは、これまた非常に大切なクルマなんだなあと実感せざるを得ない。毎度ではあるが。 やはりクーペボディが大好きなイタリア人にとって、アルファにクーペがないというのが許せないのだろう。気の早いイタリア人デザイナーがFacebook上でレンダリングデータをアップし、一部で話題になっている。 このGTVは、LP Designと呼ばれる彼らが作成したものだが、ジュリアの登場によって、四駆、V6ツインターボというアリモノの資産をうまく使えば、今度こそGTヴェローチェたる、「本当に速い車」を作ることができるかもしれない。 そりゃアルフィスタでなくとも夢を持ちたくなる話ではある。 600CVは欲しいというリクエストまでついているこの噂話。 「昔の名前で出ています」が大流行の昨今だけに、意外と真実味があるかも! &nb…