前回書いたコロナウイルスの記事は2/27。あれからたった数週間で世界はえらいことになってしまった。そして二ヶ月もたたないいま、ついに日本全国に緊急事態宣言が発令されてしまった。 精一杯前向きにしていたいのだけど、やっぱり先行きが不安にならざるを得ない。そもそも、症状がでないのに伝染るだの、感染経路がわからないのに発症するとか、もうこれは立派なホラーである。 そもそも東京という大都市で電車がまだ動いているという時点でおかしな話だと常々思っていたが、今となってはすでに後の祭りだろう。 懸命な経営者たちは、早々に通勤形態を変えたり、自宅からのリモートワークに変更している。(もちろんそれができない業種だってあるが) 人間同士の信頼が崩れるだけではなく、ちょっとしたことにもピリつく嫌な空気が世界中を覆い尽くしている。 でも、発散するにも盛り場に出かけるのはご法度。 いったいどうしたら? こうなりゃ神…
なんとも恐ろしいタイトルだが、これは事実だ。 甘美な誘惑に身を落としてしまったタレントたちの話題が引きも切らないが、これは車のハナシ。 まだバブルの華やかかりし頃、ちょいワルならぬ、本ワルオヤジたちを虜にした一台といえば、ランチアテーマ832をおいて他はないだろう。 かくいう筆者も所有していたことがある。かなりの車遍歴はあると自負しているが、とびきりの一台という意味では、おそらくこの832が最高だったと思う。オリジナルともいえるフェラーリ308よりも、魅力の総合評価では上回っていると言い切れる。 なぜいまさらこんなハナシをするかと言うと、実は当時の「ご同輩」から、今一度832に乗りたいというハナシが出ているのだ。もちろん、全力で止めた。個人的な最高「だった」といっているところからもおわかりのように、過去のものなのだ。そう、いまは思い出の中に生き続け…
スーパーカー世代なんて言葉があるが、やっぱり今見ても、誰が見てもスゴイものはスゴイのだ。 アノ時代をしてレア物の王様といえば、やはりランボルギーニ・イオタだろう。 元祖都市伝説のようなイオタは、イタリアでは使用しないアルファベット「J」をコードネームに持つミウラのレーシングバージョン。とは、スーパーカー時代で語られたざっくりとした知識。 実際は、すでに多くの書籍などでも知られるように、レースではなく、ミウラの進化系のために当時のレース規定に則った改造が行われたある種のテストモデル「ミウラSVJ」がその正体。 細かい話をするとまったく夢のない話になってしまうので止めにするが、イオタ(ここではあえてそう呼ぶ)が、ランボルギーニのヘリテイジ部門、プーロストリコの展示で持ち込まれていた。たとえ関係者であれ、子供のような真剣な眼差しで写真をとっていたオッサンを見よ! これがかっこいいス…
毎年恒例のレトロモビルに行ってきた。 折からのコロナウイルスの話こそあったものの、2月の第一週のレトロモビルには大きな影響もなければ、マスクの人も殆どいなかった。何より、暑かった…。会場の熱気ではなく、気候そのものがだ。 オーガナイザーが変わった今年だが、大きな変更もなく、相変わらず強烈な車たちを販売する業者が軒を連ねたレトロモビルだったが、さすがに、猫も杓子もすべて高額という流れは一段落したようで、ヒストリー的に重要なもの以外は、わりと落ち着きを見せてきているような感触を受けた。 何がトピックなの? そう聞かれると、ちょっと答えに窮してしまうが、いわゆるフツーの車たちがなんとなく輝いて見えた。中でもいろんなことがあったルノーさんはCLASSICシリーズの展示にさらに力が入っていたように思える。 これって、もしかして…
これを書いている2020年の2月の話題といえば、残念ながらコロナウイルスの話を避けては通れないだろう。 世界大戦こそないものの、気がつけば、テロに二度の大震災、多くの台風をはじめとする水害、強烈な熱波に加え、ついにウイルスまでが履歴に残ってしまった。 昨年など日本でも大ブームとなったQueenのボーカル、フレディ・マーキュリーが亡くなったAIDSが恐怖の伝染病として恐れられたのも、いまから40年近く前の話。 SARSやらエボラ熱などもあったが、今回のコロナはその規模感ではない。 何より、オリンピックを直前に控えた日本の産業構造自体揺るがしかねない、大きな事件ともいえる。 子供の頃経験した学級閉鎖が、一般企業でも行われるなど、まさに前代未聞の状況に入っている。 ここまで広がってしまったのだから、あとは治す方向で努力を進めるしかないだろうから、強い期待を持ってワクチ…
2018年に発表されたスズキ・ジムニーは日本国内でも大人気だし、外車好きの人たちからもかなり注目されている、久しぶりのカッコカワイイクルマだ。 その性能は折り紙付きなのは、もう語るべくもないだろう。これまで正直えらく日本車然としたデザインから、個人的にはジープそっくりの初代以外ピンと来ていなかったが、さすがに最新モデルには反応してしまった。 そんなジムニーがついにイタリアにも上陸したのだが、2020年が始まったばかりというのに、もうすでに本年度分は売り切れ。市場でも相当な盛り上がりを見せている。(海外なので、もちろん軽ではなくシエラの方) 長く、Panda 4×4の天下だったイタリアのミニ四駆市場だが(デザイン的にも優れていて、小さく走破性が高いという点で他のものは当てはまらなかった)、ここに来ておしゃれピープルからも注目を受けているようだ。ちなみに州…