先のカウンタック復刻の回でも触れたが、フェラーリBB(365GT4BB&512BB)とカウンタックの最高速度自慢について触れたい。 昭和の子供なら誰もが知っていた、この元祖スーパーカーの最高速対決。 1971年のトリノショーで鮮烈デビューをしたカウンタックが、後にも先にもどうしてこんな大それたコトを言ったのかという「最高速度300km/h」という公称値。 そのスタイリングだけでなく、この数字に誰もがぶっ飛んだ。 今じゃ公正取引委員会から怒られるあろうこの数値は、もちろん最終型のアニバーサリーでも達成されることはなく、文字通り「自称300キロの…。」という感じで世間は納得していた。 それでも「ランボだから」という今じゃ考えられないような空気で、なぜか許されていた感じもあるが、さらに驚いたのはこのカウンタックのライバルとして登場した…
誰も逆らえないような圧倒的なインパクト。 そういった類いの物があるクルマといえば、やはりコイツなのか…。 ランボルギーニ・カウンタック 昭和3〜40年代生まれでなくとも、その伝説に大げさでなく人生変わってしまった人たちも少なくない、文字通り圧倒的なオーラをもつ一台。 もはや好きや嫌いを通り越した存在だとも思える。 そんなカウンタックの名前が本家ランボルギーニから復刻されたという話は、瞬く間に全世界に広まり、わりと早い情報を自負しているこのコーナーでも全くもって後手を踏んでしまうほどの勢いで動画が拡散された。 そんな「みんな大好き」カウンタックだから、もちろんいろんな意見があると思う。 あんなのカウンタックじゃない! カウンタックに見えなくもない…。 いや、現代版という意味ではGood…
ビンテージカーが大はやり! なんてことはずいぶん前から叫ばせてもらってきたが、いよいよアメリカはニューヨークタイムスでもそういった記事が出るようになってきた。 お詳しい方ならご存じだとは思うが、JDMと呼ばれる日本市場特有の車両の輸入規制がなくなり、アメリカではここ数年80年代バブルの高性能車が高値で取引されている。 今回NYTの記事にサンプルとして出てきたのは、1981年式ホンダアコード4ドア。 文頭にも出てくるのだが、少し前まではドコでも見られたクルマ。ところがジェネレーションZやミレニアル世代には新鮮なものとして映るようで、彼らのおじいちゃんおばあちゃん世代の普通のクルマが、オークションで2万ドル以上の高値を付けるという。 当然、コロナ禍が原因なのだが、いわゆるポルシェやフェラーリでなくても、じっくりとなおしたりしながらガレージライフを送る対象として選ばれているらしい。…
そう言っちゃあ元も子もないが、デルタをはじめとするイタリアの妄想系本格3Dレンダリングはなかなか見応えがあるものが多い…。 今度は、かつてイタリアンミニの代表格として日本でも大人気を誇ったアウトビアンキA112の復刻版ともいえるE112である。気づけば実に50年以上も前となる1971年にデビューしたアウトビアンキA112アバルト。 日本ではシリーズ末期ともいえる80年代からのモデルが多く、その立ち位置がスポーツミニの決定版てきな印象が強いが、そもそものアウトビアンキは、小型ながら上品かつ優雅、洗練されたイメージで売られていた。 1969年にデビューしたA112は、3.3mにも満たない全長に、ゆとりある室内、なにより軽快な走りとタフさを持ちあわせたクルマで、当時英国のMINIがイタリアで大人気なのをよく思わなかったFIATが迎撃機として開発した一台だ。…
なんやかんや騒がれつつ、世紀の大イベントがついにスタートした。(とはいえ、これがアップされることは大詰めなんですが…。) 筆者はどちらかというと、こうしたイベントのプロモーションなんかに長く携わってきた関係上、今回のイベントに参画している友人達はたくさんいた。 そんな彼らの手前、物議を醸した開会式のことに言及するのは、相当はばかられるものがある。が、それにしても結構「何が言いたいんだろう…。」という式になってしまった気がする。個人的な意見ではあるが…。 8年近く前から準備し、誰も責められない疫病のせいで、そのすべてが水泡と化したという現実を忘れて、一方的に開会式の出来云々を責めるのはどうかとも思うのだが、それでも最後をキッチリまとめるというのも、やっぱりプロの仕事であることは確かだと思う。その点においては、少なくとも「何が言いたいか?」という当たり前の必…
EURO2020が、大方の下馬評を覆しイタリアの優勝で幕を閉じた。 日本は今まさにオリンピックで大盛り上がりなわけだが、実はこのユーロのイタリア優勝はかなり大きな出来事なのだ。もちろんイタリアにとってはの話だが…。 サッカーにご興味のない方には申し訳ないネタなのだが、実は実績ベースでいわせていただくと欧州最強の実績を誇るのはイタリアだ。ワールドカップだって4回優勝している。ドイツだろ?って声も聞こえるが、対ドイツでも強さを発揮するのはイタリアだ。 多くの戦術についても、実はイタリア発祥が多く、以前ここでも触れたことがあるが、イタリアには戦術オタクが極めて多いのだ。 そんなサッカーイタリア代表。 W杯第一回大会こそ不参加だったものの、第二回三回と連続優勝。 戦争を挟んで不遇の時代を迎えるものの、1970年には準優勝。1982年には歴代最強とさえいわれるブラジルを破っ…