いまさら言うまでもないことだけど、毎年1月に開催される東京オートサロンは日本で一番盛り上がるモーターショーと言えるのではないか?
その動員数よりも、熱量の高い海外からの来場客がかなり増えているのが毎回一番気になるところだ。
1983年からはじまったこのショーは(当初「東京エキサイティングカーショー」、チューンドカーの市民権取得という目的を掲げており、その意味では普通のモーターショーとは熱量が違う。
小さなチューニングショップが丹精込めて仕上げた一台には、メーカーがさらりと作るクルマとは明らかに違う重みがあり、ある意味「日本のモノづくり」的精神が最もわかりやすく垣間見ることができる場所でもあるからではないだろうか?
昨今のJDM(ジャパンドメスティックモデル)の世界的人気と相まって、こうした文化というか世界観は、世界中の有名ショーにも大きな影響を与えており、この5年ほどで世界中のいろんなタイプのモーターショーで激増している。

つい先日、欧州最大のチューニングカーショー、エッセン・モーターショー(ドイツ)が開かれたのだが、日本のチューニングカー、なんなら暴走族的世界観がそこかしこに見られた。

©Essen Motor Show 2025
次なるトレンドの発信地ともいわれるこの地で、日本人にとってあまりにも既視感のあるチューニングカー(およびそんな感じの仕上げ)がたくさん出てきているということは、ひょっとすると色んなメーカーから、日本でいう「走り屋テイスト満点」の新車が出てくる可能性だってある。
一体どうなるのでしょうか?
ちょっと楽しみです。
それではまた近々。
A prestissimo!!