イタリア人に限らず世界中で機械式腕時計が流行して久しい。
いつも昔話をするのがオヤジの悪い癖だけど、ちょっと前までウン十万ほどで買えたモデルが
今じゃ10倍だとか…。

まあ、人気のあるものには理由があり、それがもう手に入らないものならなおさらというのは当然理解できる。これはやっぱりSNS社会が生み出した情報伝播力の賜物なんだなあと納得するしかない状況だ。
以前なら専門誌でしかその存在がわからなかったモデルも、簡単にYoutubeなどで事細かに解説されちゃうから、みんなが簡単に存在を知り、それにつられて値段がつりあがってしまう。
さて、そんな中、オメガからもはや定番ともいえる季節の風物詩的なモデルが登場するらしい。
ある意味、イベントとモデルの紐づけがとても上手い同社なのだけど、オメガといえばのオリンピックネタだ。
人とは違う「ちょっとした特別モデル」が大好きなイタリア人らしいとも言えるのだけど、今回もしっかりとその特性を出してくれている。それもそのはず、来年の冬季オリンピックは皆さん御存知の通りミラノで開催される。そりゃあ、気合も入るわけです。

これまでも、イタリア限定モデルは世界中で高い人気を誇りますが、コイツはその流れを上手く汲んだ一本かもしれませんね。
ちなみに過去に発売されたイタリア限定のスピードマスターがこちら。

キッチリと、わかっててその雰囲気を残している気がします。
というのも、オメガが公式時計を務める際には、毎大会ごとに登場するスピードマスター。
直近のモデルを振り返ってみると
前回のパリはこんな感じ。

©omega
一方、その前の東京はといえばこれ…。

色だけ五輪色ってのはちょっと手抜きでは?
コロナ禍真っ只中とはいえ、多分、気合の入れ方が違うんでしょうか?
時計ジャンケンが大好きなイタリア人。
こういうところで頑張っちゃうのが「らしい」ところだとも言えますね。
それではまた近々。
A prestissimo!!