河口まなぶ氏インプレッション!!


自動車ジャーナリストで日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

でもある河口まなぶ氏による

弊社商品車・アルファロメオ ミト のインプレです。

同型車種のご購入をご検討されている方は

是非ご参考にされてください。

 

 

 

 

 

 

ALFAROMEO MITO QV
車体色:エトナブラック 走行距離:48,000km 年式:2010年 車検:2013年9月
排気量:1,360cc 6MT

 

 

アルファロメオの新世代コンパクトであるMiToに、モデル途中から追加されたトップグレード、クワドリフォリオ・ヴェルデ。フロントフェンダーに伝統のクワドリフォリオ(四葉のクローバー)のエンブレムを与えられたこのモデルは、シリーズ中もっとも高出力な170psを発生する1.4Lの新世代ターボエンジン、“マルチエア”を搭載したホットモデルである。

 

今回の試乗車は前オーナーが結構手をいれた状態となっているのが特徴で、まずメカニズム関係では、スロットルコントローラーを装着したことを始め、マフラーを社外ブランドのものに変更。そしてサスペンションはアラゴスタを装着していた。またインテリアではステアリングやシフトノブが変更されている他、エアコン吹き出し口にリングを装着するなどのカスタマイズがなされていた。

 

 

 

 

 

 

2010年式で走行距離は4万8000キロと、短い時間でかなり距離を走っている個体だが、内外装ともに悪くないコンディションを維持していた。特に目立った傷なども見受けられず、この点は高評価できるだろう。

 

ただし装着されていたアラゴスタは、前オーナーの好みか、サーキットに照準を合わせたようなセッティングとなっており、路面からの入力がかなり強めに入る印象だ。

 

 

 

 

 

しかし走行距離の割には走りそのものにしっかりした印象は残っている。そう考えると、アラゴスタのセッティングを変更することによって、もう少しサスペンションを動かすことで生まれるマイルドな乗り味走り味が得られるだろうと思えたのだった。
またドライブトレーンはキッチリとパワフルさを維持しており、この辺りに関しては新車時とさほど変わらない印象だったと報告できる。
アラゴスタのサスペンションは、減衰力/車高を調整できるだろうから、走りを極めたい人にはうってつけの個体だといえるだろう。

 
(※このインプレッションは当該車両の状態や性能を保証したり、購入時の責任を負うものではありません。あくまで個人の感じた印象を記しています)