イタリアよもやま話〜Bollito Misto vol.42

      イタリア好きが嵩じてついにはフィレンツェに移住までしてしまったCollezioneイタリア特派員Noriによる、「イタリアよもやま話」。

 

      ちなみに「Bollito Misto」とはいわば「ごった煮」のこと。

 

      自動車、自転車、食事にワインやサッカーはもちろん、たまには真面目な社会的な?お話を勝手気ままにお届けします。

 

 

 

 

 

 

 

前回に引き続き飛行機関連の話。
飛行機マニアではないので、詳細はご容赦いただきたい。あくまで頻繁に搭乗する人間の雑感である。何かのお役に立てばである。
少し前にジャンボジェットの退役が話題になっていた。
いつもご贔屓にさせていただいているエールフランスということもあるのだが、彼らはボーイングのみならず自国のエアバスをよく使っている。
特にA380と呼ばれる最新鋭の大型機は、広い機内と静かさが自慢。
話によると、燃費もかなりイイらしい。(サーチャージに還元されたことはないけど)
私は出来る限りこのA380に乗るようにしている。
 

 

その理由は、内装が新しいという理由ではなく、実は身体にかかる負担だったりするのだ。
欧州と日本を往き来していて一番気になるのは、機内の空気の状態に非常にデリケートになる。
もちろんこれは気圧の調整と関連しているのか、脚のむくみや目の痛みが酷いときとそうでない時がある。
私はフィレンツェとの往復だから直行便がない。だから乗り継ぎの欧州国内便の影響もあるのかもしれないが、それは正直たかが知れていると思う。

 

 

 

 

設計年次や経年変化もあるのだろう。ボーイングの機材はA380搭乗時と較べて、むくみや眼のトラブルが多い気がする。もちろん、どうしようもなく具合が悪いというのではなく、上記のようなトラブルが数日にわたって続くのは、実は年に何回も繰り返していると結構な負担になる。あくまで経験論だが、A380だとそれがかなりない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてこのA380。実はエールフランスだけでなく他の会社のものにも乗る機会があった。仕事で中東にも顔を出していたので、エミレイツのビジネスに乗ったのだが、同じ機材でもこれほど会社によって内装が違うのか?というほどの違いがある。
エールフランスがかなりビジネスライクなシンプルなものであるのに対して、座席にミニバーがあったり、ウッディな化粧で明るい印象も強い。
いかにもアラブの航空会社という感じだけど、なんともはや、お国柄というのは面白いものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、みなさんは通路側と窓側どちらがお好きだろうか?
人によってはトイレなどでイチイチ立ち上がるのが嫌なので、断然通路側!という方も多いだろう。私もその口だ。
しかし、A380の場合は断然窓側がオススメ。
というのも、窓側には手荷物やパソコンがすっかりおさまるほどの、ポケットがあるのだ。ビジネスだけでなくプレミアムエコノミークラスでも同様だ。
これが、非常に便利。食事が終わってトイレに行きたくとも、CAが来るまでトレイが動かせず立ち上がれない経験をされた方も多いだろう。窓際だと、そのポケットのエリアがしっかりとスペースがあるので、そこに置くことも可能。とにかく便利なのだ。

 

 

 

欧州便となると、なんだかんだで12時間ほどのフライト。こうしたちょっとした違いは移動の負担を大きく左右する。小ネタにすぎないが、何かの足しになれば…。

 

それではまた近々

A prestissimo!