すっかり思うツボ

今年の2月に映画公開された「機動戦士ガンダム」の最新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」。
いまやTV版も大変な人気なのでご存じの方も多いと思う。


©創通・サンライズ

個人的にはいわゆるガチオタではないにせよ、一応初代のガンダムはきちんと履修はしたクチで、ガンプラと呼ばれる前のプラモも買ったことがあるし、物語もキチンと頭に入っている。

とはいえ、45年ほど前の子供時代の話で、その後も人気抜群でいろんなバリエーションがあるのも知っていたが、わざわざ映画館に足を運ぶということまではしていない。

©創通・サンライズ・バンダイ



ところが、「今回のは結構すごいよ」と同業者から聞いていたので、まあ制作を生業としている立場としてはチェックは必須であった…。

なんて感じで足を運んだ映画版。
内容と構成は、後に始まるTV版の先行版という立ち位置。
実際、興行は大成功だったようだが、観に行った後は、続きが気になって仕方なかった。

なんならパンフレットとか買わなかったことをあとから後悔していた。

4月からは待望の続編がスタートしたわけだが、これまた大変な盛り上がり。

当然ながら、最初の数話は映画の焼き直しなのだが、編集が違っていたり、テンポがよかったり、なにより昨日の昼飯が思い出せない世代にも「優しい映画の復習」という役割も兼ねていた。

話が進むにつれ、謎が謎を呼び、深夜24:30の放送時間帯ということもあり、はじめこそ配信で観ていたが、7話も越える頃には夜ふかしをしてリアルタイム視聴する始末。

やっぱりコンテンツってのは脚本と演出がすべて。もう、お見事としか言いようがない。

日本が世界に誇る重要商材であるアニメ。
その中でもTOP of TOPのクリエイター(ガチオタ)たちが、愛情たっぷりで作っているコンテンツが面白くないはずがない。

©創通・サンライズ

いやあ、まさか今またガンダムをみることになるとは…。
やっぱりイイモノは良いってことなんだなと。

そんな視聴者の反応まで見越してか、また春に後悔した劇場版をふたたび上映するらしい。
来場者特典があるとか…。恐れ入りました…。もはや作りての思うツボです。


とにかく毎週火曜の深夜が楽しみです。

それではまた近々。

A prestissimo!!